小児歯科について
お子様に「歯医者は怖いところ、嫌なところ」にならないように急性症状がない場合、緊急性がない場合は、歯医者の色々な機械の感触や音に慣れてもらうためにトレーニングの機会も設けます。
無理に治療はいたしません。まずは「お友だち」になるところから。
お子様にとって、初めての歯医者さんはとてもドキドキする場所です。 当院では、いきなり治療を始めることはありません。まずは診療台に座ってみる、器具に触れてみる、といったステップから始め、歯科医院を「楽しい場所」だと思ってもらえる環境づくりを大切にしています。 10年後、20年後もご自身の歯でおいしく食事ができるよう、今から私たちと一緒に「予防の習慣」を作っていきましょう。
- 定期検診・クリーニング:虫歯の早期発見だけでなく、プロの手による掃除で歯垢を除去します。
- フッ素塗布:歯の表面を強くし、虫歯になりにくい歯質を作ります。
- シーラント:虫歯になりやすい奥歯の溝を、あらかじめ樹脂で塞いで保護します。
- ブラッシング指導:お子様の成長に合わせた磨き方や、親御さんの仕上げ磨きのコツをお伝えします。
- MFT(口腔筋機能療法):歯列を取り巻く口腔周囲筋の機能を改善する、訓練法です。つまり、歯並びに関係している舌、唇、頬などの口腔周囲筋を、正常な環境に整えることです。
原稿をお待ち申し上げます。
こどもの矯正 小児矯正歯科について

機能的マウスピース型矯正法(プレオルソ)は、矯正専門歯科医師が開発した取り外しの出来る「マウスピース型矯正装置」です。
プレオルソは「歯ならび」だけでなく、「正しい咬み合わせ」など、お子さまを健康な体へ導くことを目的としており、「家にいる時の1~3時間」と「寝ている時」に装着するだけですので、学校に装着していく必要はありません。やわらかい素材で自身で取り外しが可能な矯正装置なので、食事や歯磨きも普段通りできます。無理なく導入でき、お子様に負担が少ない機能的マウスピース型矯正法です。
歯並びは、お口周りの筋肉の影響を受けています。こどもの時期は身体が成長過程にあるので、お口周りの筋肉のバランスを整えやすいタイミングなので、適切にお口の成長を促し、大人の歯が生えてくる土台を作るために適したマウスピース型矯正装置と言えます。
| 対象年齢 | 主に5歳~10歳頃(乳歯と永久歯が混ざっている時期) |
|---|---|
| 装着時間 | 「就寝中」と「日中の1時間程度」のみでOK。学校に持って行かなくてよい。 |
| 素材 | 柔らかいポリウレタン製。自分でお湯につけて微調整できるため、痛みが少ないのがメリットです。 |
| 抜歯の可能性を減らせる | 顎の成長を助けることで、将来的に本格的な矯正(ワイヤー矯正など)が必要になった際、歯を抜かずに済む確率が上がります。 |
| 悪癖の改善 | 出っ歯や受け口の原因となる「口呼吸」「舌の突き出し」「飲み込み方の癖」を根本から治せます。 |
| 負担が少ない | 取り外しができるため、食事や歯磨きはいつも通り行えます。 |
| 比較的安価 | 11万円ほどと、本格的な矯正に比べると比較的リーズナブルに設定されていることが多いです。 |
| 痛みが少ない | ワイヤー矯正のような「締め付け」はありませんが、最初は装置が粘膜に当たって違和感が出ることがあります。その場合は歯科医院で装置の端を削ってもらうとすぐ楽になります。 |
顎顔面矯正における急速拡大装置(RPE: Rapid Palatal Expander)は、主に上あごの横幅が狭い場合に使用される非常に効果的な装置です。
この装置の最大の目的は、単に歯を動かすことではなく、「上あごの骨(正中口蓋縫合)そのものを広げる」ことにあります。主に以下のような利点があります。
歯だけを外側に傾けるのではなく、上あごの基底骨(土台)を広げます。歯列をきれいに並べるための十分なスペースを確保できるため、抜歯のリスクを減らすことが可能です。
上あごは鼻の底(鼻腔底)とつながっています。上あごが広がることで鼻腔の通り道も広がり、呼吸機能が改善されることが多いです。口呼吸から鼻呼吸への改善が期待でき、アデノイド顔貌の予防や、睡眠の質、学習能力の向上につながります。
「急速」という名の通り、ネジを回すことで毎日約0.2~0.5mmずつ広げていきます。通常、数週間~1ヶ月程度で目標の幅まで拡大が完了します(その後の保定期間は必要です)。他の緩徐拡大装置に比べて、治療のスピードが非常に早いのが特徴です。
骨そのものを広げて、その間に新しい骨が形成されるのを待つ仕組み(骨延長の原理)を利用しています。歯の傾斜移動だけで広げた場合に比べて、治療後の後戻りが起きにくい安定した仕上がりになります。
狭かった上あごが適切な広さになることで、笑った時に口角の横に見える黒い隙間(バッカルコリドー)が減り、満面の笑みがより美しく見えるようになります。歯並びだけでなく、スマイルラインの改善に寄与します。
| 「歯」ではなく「骨」を動かすメカニズム | 通常の矯正(ワイヤーやマウスピース)は、歯に圧力をかけて骨の中を移動させますが、急速拡大装置は「正中口蓋縫合(せいちゅうこうがいほうごう)」という上あごの真ん中にある骨の継ぎ目をターゲットにします。 ネジを回す強い力で、左右の上あごの骨を物理的に引き離し、引き離されてできた隙間に体が本来持つ治癒力で新しい骨が形成されます。その結果、土台そのものがサイズアップするため、無理なく歯を並べるスペースが生まれます。 |
|---|---|
| 呼吸器系・耳鼻科領域へのポジティブな影響 | 上あごは「口の天井」であると同時に「鼻の床」でもあります。ここを広げることは、耳鼻科的な悩み解決に直結することがあります。
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| 舌の正しいポジション(低位舌の改善) | 上あごが狭いと、舌が収まるスペースが足りず、舌が常に下の位置にある「低位舌(ていいぜつ)」になりがちですが、あごが広がることで舌が本来あるべき「上あごの裏」に収まるようになり、正しい飲み込み(嚥下)や発音の習得を助けます。これは、将来的な歯並びの安定(後戻り防止)に非常に重要です。 |
| 成長期にしかできない「期間限定」の治療 | この装置が最も威力を発揮するのは、骨の継ぎ目が完全に固まっていない8歳~12歳頃です。 なぜなら成人とは違い、成長期(子供)の骨は非常に柔軟で広がりやすく、外科的処置なく装置のみで可能なことが多く、治療期間も短期間で安定しやすいです。 |
- 違和感:装着直後は話しにくかったり、食べ物が挟まりやすかったりします。
- 前歯の隙間:骨が広がる過程で、一時的に前歯の真ん中に隙間(正中離開)ができますが、これは骨がしっかり広がっている証拠であり、後で自然に、または矯正で閉じます。
床矯正は、抜歯をせずに行える矯正治療で、主に成長期のお子さまを対象としています。取り外しができる装置を使い、顎の成長をサポートすることで、歯並びを整えていきます。
顎の骨を広げることで、歯が並ぶためのスペースを作り、将来的に抜歯が必要になるリスクを減らすことができます。顎が小さくて歯がきれいに並ばない場合でも、床矯正で理想的な顎の大きさに広げることで、歯を抜かずに整えることが可能です。
装置は取り外し可能なので、食事や歯磨きの際には外すことができ、毎日のケアも無理なく続けられます。
幼少期に矯正治療を受けるメリット
- くち呼吸(くちをポカンと開けてる)
上あごが小さいと鼻腔が狭く、鼻呼吸がしにくいので口を開けてしまいます。上あごを広げると鼻腔も広がり、鼻呼吸ができるようになりお口も閉じるようになります。 - 扁桃腺が腫れやすい
鼻で息をした場合は鼻のフィルターを通して空気も温められ、細菌もブロックされますが、口で息をすると冷たい空気やウイルス・細菌が直接扁桃腺に届いてしまいます。疲れ・ストレス、のどの乾燥などによって、炎症を起こし腫れてしまいますが、上あごを広げると鼻腔が広がり鼻呼吸になるので改善されます。 - 鼻づまり・いびき・ぜんそく
上あごが広がり、鼻腔や気道が広がることで改善されます。 - 風邪を引きやすい
風邪はのどの炎症だが、口で息をすると冷たい空気やウイルス・細菌が直接のどに届いてしまい、それらが、疲れ・ストレス、のどの乾燥などによって、炎症を起こしてしまいます。 上あごを広げると鼻腔が広がり鼻呼吸になるので改善されます。 - 食べ物が噛みにくい
下あごが広がり、噛み合わせが整うことで改善されます。 - 滑舌が悪い
下あごが広がり、舌が本来の位置に戻ることで改善されます。 - アデノイド肥大・鼻アレルギー
鼻で息ができるようになり、くち呼吸が治ることで改善されます。 - 姿勢の悪さ・体の機能
上あごが成長不全だと鼻呼吸不全になり、くち呼吸になります。息がしにくいため顔を前に出す前方頭位になり、首が前に傾斜し、背骨は曲がって猫背になり、姿勢が悪くなります。上あごを拡大して鼻呼吸ができるようになると、姿勢は改善します。 - 睡眠時無呼吸症候群・睡眠障害・寝相が悪い(うつぶせ寝をする)
下あごの成長が悪い子供が上を向いて寝ると下あごが後退して気道を狭めるため呼吸ができませんが、うつぶせ寝をすると下あごが前方に伸びて気道が広がり呼吸が楽になります。なので、この矯正法で下あごを適切に成長させると、上を向いて寝れるようになります。
また鼻の通りが良くなることも治る理由です。睡眠時無呼吸も治ります。
また、睡眠時無呼吸はおねしょの原因にもなり、昼間の眠気、多動、集中力散漫なども引き起こします。 - アトピー
上あごが小さいと鼻呼吸ができないのでくち呼吸になり、空気を鼻のフィルターを通すことが出来なくなる為に、のどの粘膜を乾燥させ、ウイルス・細菌が直接扁桃腺に届き、常に炎症を起こす状態になります。免疫組織である扁桃腺に常に炎症が起きて腫れてる状態は、免疫も落ち、アトピーの一因にもなっています。さらに、アデノイドが腫れると耳管の開口部が塞がれることもアトピーの要因になります。 - 口内炎
子供さんの口臭のほとんどは口が開くことによっておこります。いつもぽかんとお口が開いたままだと口内炎になりやすくなります。 上あごを拡げるとしっかりと鼻呼吸ができるようになるのでお口が開いたままということがなくなり、口内炎になりにくくなります。



